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100円ライターを100万円で売れるのか





 
昨年2020年は
コロナ禍という状況もあって
うちの「プロダクションに所属したい!
という問い合わせが
例年に比べて非常に多かった1年となりました。
 
 
しかし相変わらず
いい出会いはありませんでした。
 
 
結論から言いますと
数十人の応募(100人まではなかったと思います)があって
合格者=所属者は0
という結果になりました。
 
 
これは
僕の判断基準が非常に厳しい
という訳ではなくて
タレントを目指したい方とこちらが思う意向とが合わない
という結果です。
 
 
僕の判断基準としては
自分で努力ができない人と一緒にやってもいい仕事ができるとは全く思っておりません。
 
 
つまり
自分で自分を高められる人
努力できる人でなければ
僕がいくらサポートしても結果にはつながらない
んです。
 
 
しかしながら
プロダクションに所属したいという方の大半は(90%以上と言って良いと僕は思っていますが)
タレント自身は何もしないけど、マネージャーが仕事を入れてくれる
という意識なんですね。
 
タレントはこれ以上努力はしません。
でも仕事を入れてくれるのがマネージャーの仕事でしょう。

と思っている方が非常に多いのが現状です。
 
 
申し訳ありませんが
自分の商品価値を上げる努力をしない人を売り出せる程、僕には力がありません。
 
 
これを分かりやすく例えると
100円ライターを100万円で売れるのか
ということだと思っています。
(厳しい言い方ですけどね)
 
 
志望者に面接の時に
「100円ライターを100万円で売れますか?」
とお聞きしますが、
全員
「No」
と答えてきます。
 
 
わかっているんですよね。
 
 
でも自分は行動にうつせないんですね。
 
 
タレント自身が努力をして
自分の商品価値を上げることをしなければ
僕らマネージャーは仕事をもってくることはできません。
 
 
ここがなかなか伝わらないもので
ここがなかなか交わらないところです。
 
 
でもこれは
新しく所属を希望される方に限った話ではありません。
 
 
所属してからも同じことが起きてしまうんです。
 
最初は皆さん努力をするんですけども
何か出演が決まったらそこで努力をやめてしまったり
結果がでないことに諦めて努力をやめてしまったり
という状況がおおいにあります。
 
 
自分が途中で努力をやめているにも関わらず
仕事が来ないのはプロダクションの責任だ
と言ってくる人も
残念ながらいます。
 
 
僕らマネージャーは
オーディションを持ってくること以上のことはなかなかできないんですね。
 
オーディションに受かるかどうかというのは
本人が
どこまで努力をして
どこまで準備をしてきたか

だとも思いますので
オーディションに受からない=プロダクションに入っても仕事はない
と思われるのは
僕の立場としては
非常に腹立たしく
悲しい気持ちになってしまいます。
 
今年2021年
 
さて、
どんな出会いがあるでしょうか。
 
楽しみにしています。
 
 
もともと100円ライターだったものを、
100万円のハイブランドに一緒にしていきましょう。

 
 
僕も頑張るからさ。
きみも頑張ろうぜ!
 
 
◆成田雅嗣(なりたまさつぐ)◆
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