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役割分担:それぞれ、自分の役割を考える





 
10日ぶりの更新となります。
 
 
前回の記事が非常に反響を呼んだことに
嬉しく思うと同時に
少々複雑な気分でもあります。
 
 
『森七菜さんの移籍騒動』に『マネージャーの立場』として思うこと
 
 
あのような意見を
僕のような立場の人が書いていいのかどうか
本当に悩みましたが、書かせて頂きました。
 
様々なご意見をいただき、ありがとうございました。
 
 
さて今日は
『役割分担』
について、お話ししようと思います。
 
 
先日1月23日に
『石原慎一 60th. Birthday Live』を開催しました。
『石原慎一 60th. Birthday Live』
 
このライブを時系列でお話すると
2019年夏に
企画を立ち上げて、
2020年5月に向けて、何度も何度も打ち合わせを行いました。
 
秋~冬にかけて、
クラウドファンディングを窓口にチケットを販売することを決めて
詳細な準備が始まりました。
 
そして、
2020年1月
クラウドファンディングでのチケット販売を開始。
(当時は、クラウドファンディングって、あんまり理解されなかったな、、)
 
しかし、
直後の2月に新型コロナウイルスによって世界が大きく変わってしまいました。
 
そして2020年4月
史上初の緊急事態宣言が発令されて
残念ながら2020年5月23日のライブは開催することができませんでした。
 
そこから8ヶ月。
 
チケットの返金対応を筆頭に、
開催の検討を何度も何度も重ねながら
進めてきました。
 
2021年1月には
2度目の緊急事態宣言が発令されて
チケットの追加販売を行うこともできませんでしたが
1月23日に開催できましたことを
スタッフ・関係者の皆さま
アーティスト・ミュージシャンの皆さまに
お礼を申し上げます。
 
 
本当にありがとうございました。
 
 
そして
ご来場くださったお客さま
配信でご覧になってくださったお客さま
本当に感謝しております。
 
 
本当にありがとうございました。
 
 
さて
今回は『役割分担』に関してお話しさせて頂きます。
 
 
例えば、
今回のライブの場合
僕は
プロダクションの代表として、
アーティストマネージャーとして、
ライブ製作総指揮・エグゼクティブプロデューサーとして、
やるべきことがはっきりしています。
 
・アーティスト、ミュージシャンに気持ちよくライブをしていただくこと
・スタッフの安全を守ること
・関係者にご迷惑をかけないこと
・お客さまの安全を守ること
 
そして
・観ていただく、来てていただくお客さまに最高の時間を準備すること
です。
 
 
このような状態を作るために
本当に細かいところまで整備して準備して
環境を作るのが僕の仕事なのです。
 
 
このような状態を作るためには
正直な話
・一般的な常識から外れている方
・モラルの無い方
には、
関わっていただかない方がいいのです。
 
スタッフ、お客さま含めて、ね。
 
しかし
人それぞれ常識やモラルが違うため
統括するのは非常に難しく、非常に頭を抱えています。
 
 
内容は詳しく書きませんが
今回、設けていたルールが一部のお客さまによって破られてしまいました。
 
これは、
今後の活動に、大きく影響する行為であり
今後運営するにあたり、厳しく対応しなければならない出来事です。
 
違反をしたお客さまにとっては
「少しくらいいいじゃないか」
という軽い気持ちかもしれませんが
運営している私たちにとっては
大きな大きな問題なのです。
 
 
問題が起きてしまうことで
各関係者に迷惑がかかり、
今後の運営に影響してしまうのです。
 
 
さて、
僕の役割は上記に記載したとおりであり
それらを守るためには
ある種『嫌われ役』にならなければならないことも多くあります。
 
 
僕はよく例えで言うのですが
スピード違反をした人が悪いのに、
スピード違反を取り締まった警察が悪く言われてしまいます。
スピード違反をした人が悪いのに。
取り締まってくれる警察(=嫌われ役)がいるからこそ、
今日も安全に車を走らせることができるのに。
 
 
僕の立場も同様
ルールはルールとして
モラルはモラルとして
守っていただかなければ
アーティストやスタッフのことを守れないのです。
お客様のことを守れないのです。
 
 
僕の仕事ぶりに対してありがたくも
アーティスト・スタッフ、
そして関係各位からは
「成田に任せておけば大丈夫だ」
とおっしゃっていただいておりますが
「ちょっと真面目すぎる」
「役所みたいにきっちりしている」
といじらることもあります。
 
それもそのはず。
 
運用する上で、
アーティスト、スタッフにも各担当をしっかり守って頂かないと
環境は整わないのです。
 
 
ルールが守れない
約束が守れない
時間が守れない
それぞれ、理由や言い訳はあるでしょうが
そういった状況を全て取りまとめているのが
製作総指揮・エグゼクティブプロデューサーという立場の僕の仕事なのです。
 
どうしても
真面目にやらなければならないのです。
 
 
アーティストには
最高の歌とパフォーマンスを行ってもらう。
※それ以外の余計なことを考えなくていい状態にするのが重要
 
ミュージシャンには
最高の演奏とパフォーマンスを行ってもらう。
※それ以外の余計なことを考えなくていい状態にするのが重要
 
スタッフには
安心して業務に取り組んでもらう。
※それ以外の余計なことを考えなくていい状態にするのが重要
 
お客さまには
存分に楽しんでいただく。
※それ以外の余計なことを考えなくていい状態にするのが重要
 
そのために、
余計な心配事をかけないように
僕のような立場の人間が目を光らせているのです。
 
 
仕事にしても生活にしても
それぞれがそれぞれの立場で役割があります。
 
 
どうか、ご理解を頂きたいです。
 
 
 
P.S.
 
いや、本音は
僕もダラダラしたいし
厳しいことや注意なんかしたくないよ。
 
 
でも、
僕がやらなきゃ、なんですよ。
 
 
◆成田雅嗣(なりたまさつぐ)◆
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