
「すいません。事務所NGなんで。」
「すいません。事務所NGなんで。」
こんな言葉を耳にしたことがあると思います。
この言葉を耳にした時に
「へ~。事務所がダメっていうんだ~。大変だな~。」
と素直に受け取ってくれる人がいらっしゃいますが
事務所側としては
その素直さが非常にありがたい。
もう皆気づいていると思うんですけど
こういう時って
● 事務所がNGをだしている場合
● 本人がNGを出している場合
の
大きく2種類あるんですね。
● 事務所がNGをだしている場合
の時は
「すいません。事務所NGなんで。」
で全然かまわないです。
事実そうなんですからね。
問題は
● 本人がNGを出している場合
に
「すいません。事務所NGなんで。」
と言ってもらう場合。
これは
『事務所側はやったほうがいい』
と思っていても
『本人がNG』
という場合もあります。
そういう時に
素直に
『本人がNG』
という理由で伝えてしまうと
ブが悪いことがあるんです。
『断る』という行為って
すごく慎重にしないといけないから。
だから、
● 事務所がNGをだしている場合
● 本人がNGを出している場合
の対応の全てを『事務所がNG』に統一して
事務所が矢面に立つ仕組みにしているんです。
事務所側としては
『タレントを守る』
という意味でも
とても大事な行為だと
僕は思っています。
ここで一番やっかいなのが
これを素直に受け取ってくれるファンの方で
「○○ちゃんはやりたいと思っているのに、なんで事務所NGにするんだ!ひどい!」
と言ってくる方。
そういう声を受け止めるのも
『タレントを守る』
という意味で大事なことなんだけど
事務所からしたら
「いやいやいやいや。事務所としてはやって欲しいんだよ。本人がやりたくないって言っているんだよ。」
と裏では思っています。
これがエスカレートすると
「あそこの事務所は○○ちゃんのやりたいことをさせない ひどい事務所だ!辞めた方がいい!」
と言われ、
あまり賢くないタレントだと
「そうか!私はひどい事務所に入っているんだ!辞めよう!」
となってしまいます。
そんな時は
本当に大変。。
事務所側としては
「一体何を守ってきたんだ??」
と思ってしまいます。
物事には
しっかりとしたプロセスがあり
いろいろな裏事情がある
というお話しでした。
◆成田雅嗣(なりたまさつぐ)◆
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