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打ち合わせにも人件費はかかっている





うまい棒が10円 → 12円に値上げされるらしいですね。
 
理由は
「主原料のコーンや植物油をはじめとした原材料全般の価格上昇に加え、包装資材・物流費・人件費等の上昇」
ということらしいです。
 
『とても納得』
であります。
 
 
僕はこれからも買い続けますよ♪
 
 
さて、
僕ら芸能界。
 
 
この『価格』に関して
『プロデューサー』
という立場での視点でいうと
1つグッズを作る際、
『損益分岐点』
を常に考えています。
 
 
わかりやすく言うと
『いくら売上げがあがると予測して、いくらまでなら費用をかけられる。』
というもので
『これくらいの売り上げを上げないと赤字になってしまう』
『これ以上費用をかけてしまうと赤字になってしまう』

というものです。
 
 
もっと、わかりやすく?
 
 
かしこまりました。
 
 
例えば、
グッズ1個:1,000円の場合、100個売れる場合は
1000×100=100,000円
の売り上げがある
ということですよね。
 
 
言い方を変えると
このグッズに『10万円以上の費用はかけられない』ということなんです。
 
 
費用の内訳は
● グッズ製作費
● 販売手数料 (1枚売ったら○%を販売サイトにお支払いするものです)
● 送料
はわかりやすい費用なんですけど
● グッズデザイン費(人件費)
● 販売サイト製作費(人件費)
● 発送作業の人件費(人件費)
などは見落とされがちです。
 
 
あとは
● グッズ製作までに行われる関係者の打ち合わせの人件費
ね。
打ち合わせをしている時間も、
厳密に言うと人件費はかかっているんです。
 
 
これらを
プロデューサーは
うまく調整して全体で10万円を越えないようにしなければならないんです。
 
 
ここで一番注意をしなければならないのが
『人件費』
なんです。
実は一番高かったりするのも人件費です。
 
 
この人件費を見誤ると
今回引き受けてくださった方が
次からお仕事の依頼を受けてくださいません。
 
 
ここが非常にデリケートな部分でもあります。
 
 
僕はマネージャーという立場でもありますから
担当アーティストのファンの方から
「こういうグッズを作ってよ!」
とお願いをされることがあります。
 
 
アーティストからも
「こんなものを作りたい!」
と要望を頂くことがあります。
 
 
「Tシャツなんて、1枚3,000円で作れんじゃん!」
などとおっしゃってくださる方。
 
 
確かに
そういうサービスを行っている業者も多々あります。
 
 
それは上記でいうところの
● グッズ製作費
のみで
他を加算していくと、到底1枚3,000円では作れません。
 
 
ではどうするか。
 
 
ご承知の通り
『沢山作って』
● グッズ製作費
を1枚1,500円などに下げていくんです。
(他の費用は基本的に数が多かろうが少なかろうが、変化させることはできません。)
 
 
言い方を変えると
『グッズを作ることはできますが、
少ない数しか売れないのであれば、1つの価格は上がります。』

 
『標準的な価格にする場合、
最低数売れる見込みがないのではあれば、製作することはできません。』

 
と、
いうことなんです。
 
 
「もっとグッズを作ってくれよ!」
とおっしゃってくださる方。
 
 
お気持ち
本当にありがとうございます。
 
 
1つお願いができるのであれば
『買ってくださる方を集めておいて頂きたい』
です。
(もしくは、たくさん買って♡)
 
 
当然、
私共も
皆さまに『欲しい』と思ってもらえるものを製作できるよう努めます。
 
 
これは
イベントも同様です。
 
 
『僕が動くのも、人件費はかかっているんです。』
『アーティストとマネージャーが打ち合わせをする時間も、人件費はかかっているんです。』
 
どうぞ、
ご理解いただけますと幸いです。
 
 
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